この記事ではメンタルヘルスの不調で休職中の自分が、よく思い出す言葉をシリーズで書いていきます。3つ目として取り上げるのは「一喜一憂」です。
一喜一憂の意味
「一喜一憂」の読み方は「いっきいちゆう」で、三省堂の新明解四字熟語辞典によると、
- 状況の変化などちょっとしたことで、喜んだり不安になったりすること。
- まわりの状況にふりまわされること。
という意味があります。
僕は一喜一憂しやすい
一喜一憂しやすい人の10個の特徴と対処法 | CoCoSiA(ココシア)(旧:生活百科) (seikatsu-hyakka.com) によると、一喜一憂しやすい人は以下の特徴があります。
- 自分に自信が無い
- マイナス思考
- 周りのことを気にし過ぎる
- 失敗をひきずる
- 臨機応変にできない
- 本番に弱い
- 空気が読めない
- 素直すぎる
- 気を遣い過ぎる
- 八方美人
ほぼ全てにおいて、自分に当てはまる特徴ですね。。。
特に仕事面でひどくこの特徴が出ていたと思います。
特にちょっとしたことで不安になることが多いです。
少しでも自分にとって嫌な状況があると不安感を覚えます。
不安感をなくすため、焦った行動を取ってさらに嫌な状況を作り出してしまいます。
また、ちょっとしたことに喜ぶということについても不安の裏返しの特徴だと思いました。
嫌な状況や不安な気分から逃れるため、少し自分に都合がいいことが起こると、安堵して喜んでしまいます。
本当は不安であることも受け入れつつ、先の状況に対処することを考える必要があっても、目の前の小康状態を見てほっとして、何もしていないということがよくあります。
その結果としてまた自分にとって嫌な状況が起こり、一憂してしまいます。
メンタルヘルス不調と一喜一憂
メンタルヘルス不調から回復する過程は、下記の表の通り、非常にゆっくりで、しかも良くなったり悪くなったりしていきます。
先日話をした「急がば回れ」にも通じますね。
休職中の一喜一憂
休職中に感じた一喜一憂は、「医師から、『もう少しで復職できます。』ということを言われたこと」です。
昨年の11月中旬に医師からこの言葉を受けて、「自分もそろそろ復職するのか」と思い、一時大層喜びました。
職場にも「もう少しで復職できそうなので、受入体制を考えてください。」と言ったことがあります。
しかしながら、11月下旬に出たのは「休職期間延長」の診断でした。
実際に復職すると思うと、将来のキャリアや業務遂行、職場の受入などあらゆることが不安になったので、この判断自体は妥当だと思います。
ただ、一時的に良くなったと思い、「もう少しで復職できます。」と職場に伝えたことを後悔しました。自分の発言で職場を振り回しているように感じ、落ち込みや罪悪感を覚えました。上記のメンタルヘルスの回復曲線からしてみると、一時的にテンションが上っただけだったのかもしれないですね。
それ以来、「もう少しで復職できます。」という言葉は、「自分の気持を切らさないようにする医師の気遣いなんだな。」くらいに受け止めるようにしました。
実際は、次第に良くなっているという評価は頂いています。それも医師の気遣いと思って、治療に専念しています。
そして、自分の心の中ともきちんと向き合って、しっかり復職する体制が整い、主治医から「復職OKの診断をもらう」までは、一喜一憂するのはやめようと思っています。
まとめ
一喜一憂しやすい人の10個の特徴と対処法 | CoCoSiA(ココシア)(旧:生活百科) (seikatsu-hyakka.com)によると、一喜一憂しないための対処法として、以下のことをあげています。
- 楽に生きよう!
- 次の段階へのスピードを速めよう!
- 失敗してもいいと考える
- 人の意見を気にしない
今、僕は休職中で復職をめざしている立場なので、メンタルヘルスの回復を一番に考えています。その回復途上では、
- 落ち込んでもあまり気にしない。
- いつかかならず良くなると信じる。
- 復職の決断は人からのもとめでなく自分で決める。
ということを考え、一喜一憂して、メンタルヘルス不調の状況に振り回されないようにします。
そして、復職後もメンタルヘルスの調子を保つために一喜一憂しないことが大切です。特に職務遂行にあたっては、
- くよくよ悩まずに次の段階に進む。
- 失敗しても次に活かすという考え方を身につける。
ことが大事なのだと思います。
最後になりますが、職場の仕事の適正や人間関係のストレスを考えると、一喜一憂しないことはなかなか難しいです。
少しずつでも一喜一憂しないようにできればいいなぁと思います。