この記事では、先日行われたリワーク卒業者によるグループミーティングに参加したときの話をしていきます。グループミーティングの様子については、以前参加したときのことも書いていますので、そちらを参照ください。
少なくなる知り合い
一応、リワーク卒業者のグループミーティングは、卒業してから1年以内の方が参加できるのですが、僕とかぶっている人は一人だけでした。
復職して順調に行っていると、仕事も忙しくなりますし、こういうところで悩みを共有したりする必要もなくなるのかなぁと思いました。とは言え、知った顔が少ないことで、寂しくも感じます。
自分を褒めるということ
僕と唯一被っていたその方は、僕と同じように休職前はハードワークがたたって鬱になってしまった方です。ただ、今回お会いしたときに、何か吹っ切れたというかイキイキしている表情に見えました。
彼がミーティングの中で話してくれたのが、「とにかく自分を責めない、褒めまくって、今日一日『俺サイコー!』で締めくくる。」というものです。こうすると自己肯定感が上がっていく効果があるようです。
その方からは「dobbyさんは自分自身を責めていませんか?」とよく言われます。まあ、そのとおりなのですが。。。
確かに、それができればいいといいと思いながらも、僕は「自分自身を褒める自分」に対し嫌悪感を抱いてしまいます。
僕はこのような「楽しかった」「良かった」と思うことを書いていっても、「悩みは全く解決していない」「悩みに向き合わず逃げているだけ」という思いをいだきます。
また、自分ができて良かったことを書いても「そんな事できて当然」という感情を抱くだけです。
そして、自分でだめだったと思ったことについて、出来たことに目を向けることも、自分に嘘をついてまで無理に褒めようとする行為と思ってしまいます。なので、自分を褒めるということを感情的に受け入れられません。
結局、前向きなことがあっても「だから何なんだ。」と思って打ち消すのです。
僕がそのことを言うと彼は「別人格作って、脳を騙すんですよ。そうすればポジティブになれますよ」というのですが、たとえ、別人格を作っても、その人格は自分のことを厳しく見て、褒める自分を許さないと思っています。
やりがいの話
質問
僕からは、「自分は会社で働くことに対してやる気が持てません。結局仕事に戻ったのも『生活ができないという不安』であり、みなさんがどうやって仕事にやりがいをもっているかお聞きしたい。」という話題をあげました。
復職に関しては、下記の記事でその理由を書いていますが、あくまでお金であり、特に仕事がやりたいということはなかったです。
ただ、実際復職してみると、仕事に対して前向きになれるようなものがないと、続かないのではと思って、この質問をしました。
ミーティング参加者の答え
仕事に対してやりがいを持てなくても、御飯食べれて、楽しいことができていればいいのではないかと言う意見が多かったです。
休職前に自分を追い込みすぎたということもあって、自分を大切にして無理をしない人が多いように思いました。例えば、「自分でできることがあっても無理をせずに断る」などです。
その中で、自分というブランドをどのように活かすか、「言い換えれば自分の強みをどのように活かすかを考えてみたらどうだろう」という意見もいただきました。
答えを受けての所感
でも、自分はそういう考え方を提示されても、悩みというかもやもやが消えることはなかったです。
結局、今の仕事で得られる給料にしがみつきたいこと。
一方で頑張る動機がなくて、最低限の仕事で給料を得たいが、それでは周囲の「仕事しろ!」という有形無形のプレッシャーには耐えられそうにないこと。
今の仕事しがみつくことをやめても、自分の強みをアピールし、新たな「ご飯が食べれる」仕事も見つけないといけないし、それだけのエネルギーがあるとも思えないこと。
そして、ダラダラと働いて今の仕事にしがみつく自分が許せないこと。お金をもらっている以上、相応の成果を出していない自分が許せないこと。
いろいろな考えがよぎりました。あまり解決することはないのかなと思います。自分のどこにやりがいを持っていったらいいのか、まだまだ悩むことになりそうです。
まとめ ~皆さん頑張っている~
ということで、リワーク卒業生のグループミーティングのことを書いていきました。
特にリワークのフォローアップで思いましたが、皆さん再発防止だったり、自分なりの生き方について考えながら、自分を大事にすることに心がけていて復職後に大変頑張っているなという感じがしました。
自分を大事にするということも大変です。特に職場ではいろいろなプレッシャーに晒されます。早く一人で帰ったり、仕事の負担が軽くなっていることに対し、周囲からは「頑張っていない」という評価や、それからくるやっかみみたいなことがあると思います。
でも、それに流されずに皆さん必死に自分を大事にして、長く働くこと、再休職しないことを頑張っていることを感じました。矛盾していますが「頑張らないことを頑張って実行そている」のです。
それに比べて「仕方なく生きている」自分は、いろいろなことに流されて、自分を大事にしていない感じはしました。
ただ、結局「仕方なく生きている」ので、自分を大事にすることを頑張ることもしたくないように思います。
僕は、楽に流されて潰れて休職にまで陥ってしまいましたが、また自分を潰しかねないと思いました。