いろいろと忙しいことがあって、2ヶ月近くこのブログを放置していました。
といいつつ、書きたいことがないかといえばそうでもなく、
いろいろと思うことがあるので、久しぶりにブログを書きます。
今回はうつ病と適応障害について僕が考えたことを書きます。
適応障害とうつ病の違い
まず、適応障害とうつ病の違いについて、適応障害とうつ病の違いは?特徴や症状・診断基準について解説 (litalico.jp) を参考に書いていきます。
適応障害の特徴は以下のとおりです。
- 本人にとって耐えがたいストレスが引き金となり「気持ちが落ち込む」「不安感が強くなる」などの症状が現れる障害
- ストレスとなっている原因や環境から距離を置くことで、うつ病より比較的早く症状が緩和される
一方、うつ病の特徴は以下のとおりです。
- 気分が激しく落ち込み「何もする気が起こらない」「体がだるい」などの状態が続く気分障害
- 「うつ病の原因となる要素はひとつではない」ため、「ストレスの元となっている要素から離れても、すぐには良くならない」
ストレスを受けたときに起こる気分障害は適応障害とうつ病では大きな違いはないように見えます。そのため、適応障害とうつ病の一番の違いは「ストレスとなっている原因から離れたとき」の症状の度合いということになります。
適応障害をこじらせるとうつ病になる
また、よく言われるのは「適応障害をこじらせるとうつ病になる。」ということです。なので、適応障害はうつ病の軽いものとか、初期段階などと言われることもあります。
適応障害を起こしている状態であっても、ストレスにさらされたまま我慢してしまうことで、うつ病のような「ストレスとなっている原因から離れても、気分が激しく落ち込んだまま」の状態になってしまうのではないかと思います。
うつ病は「生きることへの適応障害」
僕はうつ病は「生きることそのものに対して適応出来ない」障害ではないかと思います。
適応障害は職場や人間関係など、特定のストレスにさらされたときだけしんどく、そこから離れると症状が落ち着きます。
しかし、適応障害が酷くなってしまうと、特定のストレスから離れても「自分はだめだ」などのマイナスの感情に苛まれ、気分が激しく落ち込んでしまいます。
それをうつ病と定義するのであれば、生きる事自体がつらいことと感じ、そのストレスに適応出来ていない状態 と言い換えることもできるのではないかと思います。
例:パワハラ職場
例えば、耐え難いストレスとしてパワハラのある職場で働いていると仮定します。
仕事で失敗して酷く怒られて、それが影響して職場では不安感が強くなっている状態になります。
適応障害と言われる状態だと、仕事がない休日は不安感が一時的に弱まります。その結果、休日の状態を楽しめる場合もあります。
しかし、ストレスに晒され続けて職場の不安感が酷くなってしまうと、休日にも職場のことを考えてしまって不安感に苛まれます。その結果、休日も気が休まらずストレスから離れなくなります。
そして、仕事にも悪影響を与え、出来ていたことも不安感でできなくなってしまいます。
失敗が重なると考え方もネガティブになっていきます。「失敗して怒られるのではないか」「うまく出来ないのではないか」ということが支配的になります。
ネガティブな考え方が酷くなると、仕事だけではなく「何事もうまく行かない」と考えてしまい、「うまく行かないから何もしたくない」と常に考えてしまいます。
こうなると、生きていくこと自体しんどくなります。それがうつ病の状態なのかと思います。
まとめ ~うつ病から脱するために~
以上で適応障害とうつ病の関係について考えたことを書きました。
実際にはここまで単純ではないと思うのですが、ストレスに適応できないという「適応障害」という状態があって、それが広がって「うつ病」という状態になるというのは一つの発見だと思いました。
そして、うつ病にしても適応障害にしても、その回復のためにはストレスへの対処を考えることが重要だと思います。
まずは、できるだけストレスから離れて休むことです。ネガティブな感情から回復するまでは離れたほうがいいように思います。
でも、ストレスから離れるだけではだめだと思います。それは自身が正常に考えるようになるために一時的な避難です。結局は自身のものの見方を変えて、ストレスの受け止め方を見直していって、うまく交わしていくことが大事ではないでしょうか。