大人の発達障害

発達障害の人の設備投資

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 発達障害の診断を受けたdobbyが「習慣化」の技術について書いていく記事となります。今回は自分がした発達障害の設備投資について、自分の体験も踏まえて、どこまで効果的か書いていきます。

書籍紹介⑥ ~『発達障害サバイバルガイド』~  この記事は、書籍紹介となります。 ここで紹介するのは、借金玉さんの『発達障害サバイバルガイド』という本になります。 発達障害の人にと...

 別記事で紹介した借金玉さんの著書『発達障害サバイバルガイド』にも「設備投資で生活がラクになる」と言及しています。 この記事を通じて参考になるヒントがあれば幸いです。

 僕自身一人暮らし歴は15年位になります。一貫して借りている部屋は2LDK以上です。一人暮らしには広いスペースですが、

  • 広い空間のほうが落ち着く。
  • 寝室と居間が分かれていることで、寝室に入って寝るという意識付けが出来る。
  • 散らかっていてもある程度の居住スペースが確保できる。
  • 収集グセが強く、ものが多い上に捨てられない。
    特にクイズの本は捨てると再入手不可能。

 という理由があって、高い家賃払ったり、やや生活に不便なところに住んだりしながら、広い家を確保しています。家に関してはリラックスできる場所であるので、ある程度こだわったほうがいいと思っています。特に少しでも間取りは広いほうが、落ち着きを得る他、生活リズムを整えるという意味でもいいのではないかというのが、個人としての見解です。

風呂

 僕は睡眠習慣の一環でお風呂にほぼ毎日浸かっています。なので、シャワーだけでいいという方には全く参考になりません。

 これは以前住んでいた家のことですが、追い焚きと自動お湯はり機能がありました。お風呂はリラックスできる場所なので、これは重要です。

 特に自動お湯はり機能は、発達障害の特性を持つ人は「お湯がたまるのを待っている間に他のことを夢中になり、お湯が溢れがち。」なので、あれば本当に助かります。

洗濯乾燥機

 習慣化の設備投資で一番効果があるのが、洗濯乾燥機です。

 2年前に乾燥機能なしの洗濯機が壊れて、洗濯乾燥機を奮発して買ったのですが、ラクです。

 僕は週に1回まとめて洗濯します。さすがに同じものを着続けるわけにいかないので、毎日洗濯物が結構溜まります。洗濯機だけだと、乾燥するための「洗濯物を干して、取り込む作業」で1時間近くロスします。この作業がなくなることで、休日の1時間を結構有意義に使うことが出来るのは嬉しかったですね。

 最近はコインランドリーなど、洗濯機をわざわざ買わなくても洗濯が出来るようになっていますが、発達障害の特性を持つ方は車でもない限りは止めたほうがいいでしょうね。コインランドリーまで行くことだけでも面倒くさくなって、洗濯していない服が溜まり放題になりがちです。

 洗濯についてはきちんと設備投資したほうが良さそうです。

食器洗浄機

『発達障害サバイバルガイド』の中で、借金玉さんは食器洗浄機の有用性を力説していました。

 でも、設備投資の有用性としては『えっ、取り上げるの食器洗浄機???』という感じがします。 

 確かに使った食器が台所に溜まっていくのは大変だと思うのですが、それは食器が多すぎるような気がするのです。服と違って外で使うわけではないので、溜まるほどいらないのではと思うのです。 

 僕は、ご飯の丼、皿、箸、味噌汁のお椀、コップ、フライパンか鍋くらいしか使わないような気がします。

 「皿洗いなんか手で洗えば20分で終わる、けれどそれが面倒くさい」というのが根拠ですが、僕の感覚だと短ければ1~2分で終わると思います。食器洗浄機に食器ぶち込むだけで終わっちゃう時間ですよね。特に一人暮らしの場合だと、食器を減らしたほうが有効ではと思います。 

 食器を洗う習慣は、個人的には、「食べ終わったら流し台に食器を持っていって洗う」「鍋は使い終わった時点で洗う」という、if-thenプランニングによる習慣化のほうがよっぽど有効だと思います。

自動掃除機

 僕は毎週、30分から40分程度かけて掃除をしています。掃除機かけて、さらにクイックルワイパーを使って掃除します。それでもゴミとかホコリが目立ってあんまりきれいにはならないです。

 この掃除の30分、特に掃除機をかける時間の短縮をしようと思って、ルンバ買いました。でも、買ってすぐに数回使ったっきりで、しばらく使うことがありませんでした。

 なぜなら、床が散らかっていて、変なものにルンバが引っかかるからです。

 で、最近「15分片付けの時間をとる。」ことで床の散らかりが収まったことで、久しぶりにルンバ稼働させました。帰ってみると特にトラブルはなく、ルンバは充電台のところに戻っていました。床もそこそこきれいになったような気がします。

 ただ、細かい段差などがあるので、そこにはゴミが溜まっているので、別途掃除機やクイックルワイパーは必要なので、週末の掃除の時間はあまり減らないように思います。これを考えると、自動掃除機は微妙ですね。。。 

 自動掃除機の場合は、最低限「片付ける習慣化」が出来てからのほうがいいのかなぁと思います。

まとめ ~設備投資は費用対効果を考えて効果的に~

 以上で設備投資について考えました。発達障害の人の生活をラクにする設備投資としては、

  • 家は広い間取りのほうが快適
  • お風呂は自動お湯はり機能は特に便利
  • 家事への設備投資は、洗濯乾燥機は威力絶大、食器洗浄機や自動掃除機は「片付ける習慣化」のほうが有効。

 設備投資は確かに有効です。それは『発達障害サバイバルガイド』でもあるように家事を劇的にラクにするケースもあります。ただ、万人の生活スタイル全てにわたって『設備投資は有効』というわけではないと思います。

 設備投資は多大な費用がかかります。そして、発達障害の特性を持つ人は、あまり深く考えずに買い物しがちです。無闇矢鱈に設備投資する前に「普段の生活でどんな困り事があるか」「何をしたら解決するのか」「本当に多大な金額をかける設備投資でないと解決しないのか?」をきちんと考えましょう。衝動的に判断せずに、いろいろな知識を得て、考えて、行動しましょう。

 僕もいろいろと失敗して、ようやく何が効果的で、何が効果的ではないのか見極めが少しできるようになったと思います。

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