この記事ではメンタルヘルスの不調で休職中の自分が、「急がば回れ」ということわざについて思ったことを書いていきます。
「急がば回れ」の意味
急がば回れの意味ですが、
早く着こうと思うなら、危険な近道より遠くても安全確実な方法をとったほうが早く目的を達することができるというたとえ。
出典 小学館デジタル大辞泉
室町時代の連歌師である宗長の歌である、
「もののふの 矢橋の船は 速けれど 急がば回れ 瀬田の長橋」
に由来しています。
滋賀の草津から大津や京に行く際に、琵琶湖の渡し船を使うほうが近いのだけれども、強風に吹かれてかえって時間がかかるので、陸路である瀬田の長橋を通って行くほうが早く着くということを歌っています。
「急がば回れ」を思い出す時
休職中の自分にとっては、「昨年に復職直前まで行ったけど、結局復職に至らなかった。」という経験を思い出すときに一緒に思い出します。
復職に至らなかった経緯と心理の変化については、下記の記事に書きました。
実は、昨年の10月、11月あたりも復職支援プログラムを受けたいと考えていました。
ただ、期間が数ヶ月かかることがネックでした。
早く復職したいと考えていた僕は、結局受講を見送りました。
今思うと、この判断は焦った判断だったなぁと思います。
2022年2月現在、僕は復職が出来ておらず、未だに休職を続けています。
もし早めに復職支援プログラムを受けていれば、今は復職していたかもなぁと考えることがあります。
この経験を思い出すたびに「『急がば回れ』だったよなぁ。」と思います。
メンタルヘルス不調と「急がば回れ」
メンタルヘルスの不調に陥ると、よく焦燥感にかられます。
焦って闇雲に行動するんだけど、うまく行かなくて不安になってまた焦る、それの繰り返しです。
また、復職でも退職でもない、休職という中途半端な状態もまた焦燥感にかられる一つの要因です。
そんな時に「急がば回れ」を思い出すと、少し落ち着きます。
主治医がまだ復職の許可を降ろさないのも、自分の心の体勢が整っていないことを感じて、「『まだ回り道をしたほうがいい。』と判断している。」と思えるようになりました。
もちろん、メンタルヘルスの不調から早く開放されたいです。
そして、休職という中途半端な状態については期限があります。
復職する(もしくは復職を諦めて退職する)という決断は早いに越したことはないですし、たとえ決断を先延ばしにしても、いつかは向き合わないと行けないです。
でも、今、一旦立ち止まります。
ゆっくり考えて、いろいろな人の助けをできるだけ借りて、できるだけ自分の人生を決める体制を整えた上で、決断します。
「急がば回れ。」 自分が幸せになる道を選ぶために、一旦回り道をします。
職場からはあまりいい顔はしませんので、それは辛いんですけどね。。。でも「急がば回れ。」を信じます。
まとめ
以上、「急がば回れ」について、僕が考えていることになります。
繰り返しますが、メンタルヘルスが不調のときや、休職中は本当に焦りを感じます。
なので、この記事を読んだみなさんも焦っていると思ったら「急がば回れ」をつぶやいてみてはいかがでしょうか?