この記事ではメンタルヘルスの不調で休職中のdobbyが、職場との関係について振り返ります。
この記事の内容ですが、おそらく大多数の方は共感できないと思います。「こんなやつもいる。」と言うくらいの気構えで読んでいただければと思いますが、不快に思ったら、読むのを止めてしまっても構いません。
そして、少数の共感できる方(おそらく「自身の言動が原因で職場に居づらく感じている」方)にとっては、具体例として参考になるのではないかと思います。該当する方には読んでいただきたい記事です。
職場との関係
率直にいうと僕と現在所属している職場との関係はかなり悪いです。
そして、職場からは、関係悪化の原因はこちらにあるという言い分です。そして、自分も100%ではないにしろ、大半の原因は自分にあると思います。
以前の記事で書いたとおり、僕の仕事の出来なさにより、周囲に相当迷惑をかけていたことは事実です。上司からの叱責もかなり厳しいものでしたが、僕のあまりの仕事の出来なさで感情的になっていたかもしれません。
そして、下記の通り、批判や非難を避けるために他者貢献や責任を回避する態度、さらに、仕事も回避する態度が強いことも原因です。
その態度が周囲に知れ渡り、「この人に何を言っても適当な態度であしらわれて、何もしてくれない。」と思われています。
部長との面談
先日、半年ぶりに部長と対面し、面談になりました。
こちらの予想通り、厳しい指摘を投げかけられました。
- 発達障害のトリセツの提出について
- 職場と自身の仕事の価値観の隔たり
- 年下上司に仕えること
- 周囲への配慮不足
発達障害のトリセツの提出について
2021年11月に復職への職場環境調整を申し出るため、「発達障害のトリセツ」という名目で、自分の特性、改善点、今後の配慮の要望を提出していました。
しかし、「発達障害のトリセツ」について部長・課長の心象はたいへん悪いものでした。
部長からは、
- 職場への要望は具体的に復職可能と主治医から診断がおりて初めて出すべきものであって、職場がこちらの体調が不明の段階で出すものではない。配慮が足りない。
- 「あなたに対する接し方が間違っていたのではないか?」という批判に取れる。
- 今後の自分の改善点も書いているが、過去から問題を放置しており、いまさら改善できるとは思えない。
という指摘をされました。
僕の見解
僕が、この「発達障害のトリセツ」の意図を職場側に伝えきれませんでした。その結果、 自分の都合しか考えていない、配慮が足りないという指摘も仕方がないと思います。
でも、自分としては、出来ないことを伝えるのは重要だと思います。
「努力するところ」「出来ないから助けてもらうところ」を主治医、カウンセラーに見てもらいながら、復職の段階できちんと話が伝わるよう、「発達障害のトリセツ」の完成度を高めます。
その結果、職場が要望をどのように取り扱うかは職場で検討してもらう話ですし、職場の検討結果は受け入れます。
発達障害のカミングアウトの話については、以下記事も書きましたので、併せてみていただければと思います。
職場と自身の仕事の価値観の隔たり
「職場の価値観と自分の価値観が整合しないのでは?」という指摘もありました。
僕は今の仕事をやる動機として「お金を稼ぐ以外のことはない。」と言いました。それを受けての発言です。
別に「お金を稼ぐ以外のことはない」という動機自体は否定されませんでしたが、「休職前の仕事ぶりがあまりに適当で、消極的な態度に感じる。」「組織に残りたいためにやっつけで仕事をするということは認められない」ということを指摘されています。
「お金の面で言えば、他に稼ぎ方はいくらでもあるし、節約でお金を浮かすことも考えられるのでは?」とまで言われました。
僕の見解
職場にいる以上、役割をこなさない人間が対価をもらうべきではないと思います。「お金を稼ぐ以外のことはない」というのは、それだけ今の仕事に対するモチベーションの低さがあると思います。そういうところも見抜かれているのだと思いました。
年下上司に仕えること
部長から、「近い将来、年下の上司に仕えることになるが、年下の上司と円滑な職務の関係を築けるのか?」ということも指摘されました。
僕の見解
年下の上司に仕えること自体は別に問題ないのですが、年齢や過去の経験から果たすべき役割、責任を重く感じています。年下の上司に仕える以前の問題で、円滑な職務関係を築けないのだと思います。
周囲への配慮不足
「周囲(アシスタントや同僚)は一生懸命問題解決や職務改善に取り組んでいるのに、あなたの適当な働きぶりに振り回されて、傷ついている。そのことをきちんと理解していないのではないか?」ということも指摘されました。
僕の見解
周囲が傷ついていることは気がついてはいたのですが、それ以前に「自分の職務がこなせない」ことに頭が一杯で、放置していたのは事実です。そして、一生懸命に仕事に取り組んでいたアシスタントの方に、「こんな仕事しなくていい。」と言ったことも事実です。
ただ、たとえ周囲が傷ついていても、そのことに申し訳ないという気持ちを抱くことはありません。そして、それは休職をして、リワークプログラムを受けていろいろなことをゆっくり考えられる今でも変わっていないです。
部長からは復職支援プログラムを受けることについては評価してもらっていますが、「それで復職できるようになるかはわからないね。」という話でした。
復職を目指している僕には大変重たい評価です。
まとめ ~僕は今後どうするか~
以上、職場との現在の関係について話をしてきました。
ただでさえ、休職して仕事に穴をあけている上に、メンタルヘルスの不調は自業自得であるという評価であり、復職しても、信用回復は茨の道であることを認識しました。
職場が求めていることは頭では理解しているつもりです。
しかし、職場の役割に僕が応えるという回答が出来ないでいます。
それどころか、「出来ないものは出来ない」「やりたくないものはやりたくない」という拒絶の感情を強く抱いています。 自分が休職前に行っていた仕事に対するやりがいも感じません。
発達障害の特性も仕事をする上で悪影響となりますが、発達障害の特性よりも、「発達障害の特性があるから仕事ができません。」という自分勝手な態度が変わらないことが問題です。
今後、復職支援プログラムを進めていきますが、職場の役割と、自分の拒絶の感情についてどう折り合うかが課題です。
もし、復職支援プログラムを修了しても、職場が僕の復職を認めない判断を下した場合、「復職をあきらめるのが妥当な選択かもしれない」と思っています。
今の環境から逃げて、自分にあった職場を探すか、フリーランスで自分がやれることを見つけてくるか。その判断を迫られているように思います。
自分の人生なので、最終的には自分で責任を取って決断しなければなりません。
ただ、惰性で生きてきた僕にはその決断がしんどいです。
追記 ~リワークプログラムを受けての変化~
この記事を書いたのがリワークプログラムに入る前です。そして3ヶ月リワークプログラムを受けて、職場に対して再度話をする機会がありました。
職場からは、上記の「周囲(特にアシスタントの方)への配慮不足」についての答えが報告書の中にないということで宿題となっております。
結局、リワークプログラムを受けた中で、僕が問題になっていることをずーっと考えてきたのですが、「出来ないものは出来ない」「やりたくないものはやりたくない」という拒絶の感情は変わっていません。 むしろ、自分勝手に生きないとメンタルヘルスの不調をきたすとして、ますます職場の役割に自分の価値観を寄せる考えをしなくなったように思います。
ただ、少し変化があったのは「拒絶の感情は自分の仕事や判断に自信がないせい?」かもしれないと思ったことです。もしかしたら、自分に自信が持てれば「やりたくないけど、いろいろな人の考え方を尊重して前向きにとらえてみる。」ように考え方が変わるかもしれないと思うようになりました。
考え方が変わるとすればそこなのですが、それには「自信があろうがなかろうが、とりあえず職場に戻って職務を遂行してみる。」ということになるので、メンタルヘルスの不調を引き起こすリスクは高いと思います。
いまだに難しいなと思います。。。