ここではdobbyが休職中に一日をどのように過ごしていたかを書いていきます。
- うつの症状が落ち着いた休職者の一日の生活スケジュール
- 規則正しい生活リズムを構築する理由
- 休職中に行ってきたことと、行う理由
がわかります。
一日の生活スケジュール
2022年4月現在の、僕の一日の生活スケジュールは以下のとおりです。
- 朝6時半起床、24時前就寝。
- 平日はリワークプログラム受講(10時~15時)
- 朝昼晩の食事をほぼ決まった時間に取る。
- 日中はリワークに通って決められた講習、作業を実施。
自宅でもPC作業や読書中心の生活。 - 毎日体を動かす機会を設ける。
(現在は10,000歩以上目標。) - 夜は趣味(競技クイズ・麻雀・将棋など)の活動にあてる。
- 就寝2時間前から風呂、ストレッチ、マッサージなど
リラックスモードに入る。
メンタルヘルス不調の改善、今後の再発予防について、「睡眠」「食事」「運動」の改善、ひいては「規則正しい生活リズムの構築」が欠かせないので、それを念頭に置いた生活をしています。
過去の自分はこれらをないがしろにしていたので、それを反省しながら生活しています。
規則正しい生活リズムの構築の意味
メンタルヘルス不調の改善、今後の再発予防について「規則正しい生活リズムの構築」をするのは、自律神経の働きを整えることに効果があるからです。
自律神経は自分の意思とは関係なく刺激や情報に反応して、からだの機能をコントロールする神経系のことで、大きく交感神経と副交感神経に分かれます。
交感神経は昼間に働き、人間の行動を活発にする効果があります。
副交感神経は夜間に働き、睡眠や休息などを促す効果があります。
自律神経の切り替えをすることで、人間の活動のオン・オフがスムーズになります。切り替えが上手く行かないと、血流が乱れ、体の不調をきたします。
体の不調を予防するためには、日中は活発に動き、夜は休息するという自律神経のリズムに沿った「規則正しい生活リズムの構築」が良いということになります。
さらに樺沢紫苑さんの『ストレスフリー超大全』では、うつ病への対策としても、「規則正しい生活リズムの構築」の重要さを、「睡眠」「食事」「運動」「朝散歩」の4つの面から説いています。
- 睡眠
→1年以上慢性的に不眠な人は、いい睡眠が取れている人
よりもうつ病の発症率は40倍も違う。 - 運動
→オーストリアの研究によると、運動習慣が全くない人は、
週1~2回運動している人に比べ、うつ病発生のリスクが
44%増えている。 - 食事
→国立精神・神経医療研究センターの研究によると、「朝食
を食べる人」は「朝食を食べない人」に対して、0.65倍と
少なく、「間食や夜食をほぼ毎日食べる人」は「まれに
しか食べない人」にくらべ1.43倍も多い。 - 朝散歩
→著者の臨床経験により、メンタルヘルスの疾患を抱えて
いる人は昼間で寝ていることが多く、朝散歩でうつが良く
なった報告多数。(セロトニン活性化、体内時計リセット、
ビタミンD生成の効果が見られる)
以上のことから、「規則正しい生活リズム」を構築することで、メンタルヘルスの不調や自律神経失調症などの疾患を発生させるリスクが大幅に減るということがわかります。
休職中に行っていること
僕のブログを読んでいらっしゃる方の大半は、休職中(特に平日の日中)何をしているか、疑問に思っていると思います。
ただ、僕の経験ですが、休職中は考えることが多いです。
- メンタルヘルス不調の対策構築
- 復職に向けての休職前の生活の振り返り
- 仕事術・コミュニケーション術の見直し
- 将来の生き方・キャリアプランの考察
- 復職が出来ない場合のシミュレーション
(転職・副業・サイドFIREなど) - 収入減に対する備え
考えることが多いので、1日はあっという間に過ぎていきます。
もし、休職中に考えることがないという方は、これを見て本当に考えることがないと思えるかどうか、今一度確認いただいたほうがいいと思います。
これを踏まえて、休職中にやった(もしくはやっている)ことを書いていきます。
情報収集
上記の考えることすべてに共通することですが、考えるにあたってまずは知識や情報をインプットしなければなりません。
先日あげた「ネガティブな感情への対処法」の日記で述べたことに共通するのですが、
- ネットの記事で気になることを検索
- ネットで検索した記事を複数読む
- さらに深く知りたい場合は、書籍を読む
ということを行っています。
そして、ヒントになったことについて、自分の感想、見解も加えた上でメモとして残すようにしています。
自己理解
自分の今後の生き方を考える上で、自分のことを理解する必要性も感じています。
- 自分の価値観(大事にしたい考え方)は何か?
- 自分は何が好きで、何が嫌いか?
- 自分は何が得意なのか、何が不得意か?
- 自分の特性(発達障害、回避性パーソナリティ障害)の理解。
を明確にし、「自分はどのように生きていくのか」という指針をはっきりさせたいと思っています。
そのための取り組みとして、以下のようなことを行いました。
- 自分の内面と向き合い、考えたこと、思ったこと、感じたことを
ひたすらメモに残す。 - 各種診断を受けて、客観的にも自分の長所・短所を把握してみる。(自分がやってみたものは下記です。)
ストレングス・ファインダー 2.0 | JA – ギャラップ (gallup.com) 心の知能指数テストを無料実施 – EQテスト (eqtest.biz) - 人にも自分の長所を聞いてみる。
最終的には「自分の取扱説明書」という形でまとめられたらいいなと思っています。
復職準備
僕は復職を目指している身ですので、復職に向けた準備も進めなければなりません。
復職に向けて、下記のことをまとめています。
- 今の職場での自分の役割の想定
- 今の職場でやれると思う仕事のリストアップ
- 今の職場で仕事を遂行するために改善しなければいけないこと
- 今の職場で仕事を遂行するための周囲への要望事項
主治医の復職可の診断の後、会社との復職面談での判断を受けてはじめて復職可の許可がおります。今は復職面談で話すことの準備を行っているという感じです。
復職面談で話すこととして、下記のフォームに基づいた発達障害のトリセツをまとめています。
このフォームはNHKの発達障害プロジェクトで公開されているものなのですが、困りごとを説明するのに便利なので、自分用に作っています。
主治医の先生や職場、復職支援プログラムなど、自分の今の状態を説明するのに活用しています。
今後は自己理解と並行しながら、完成度を高めていきたいと思っています。
給与以外の収入源の確立
今回休職したことで、収入源を今の会社にだけ頼ってしまうと、リスクが大きいと感じました。
今後もメンタルヘルスの不調を抱えることになります。再発して、今までのように働けなくなるというリスクは、常に頭におかなくてはなりません。
そして、現在休職が長引いていることで、収入は減っております。
そのため、給与以外の収入源を確立することとして、以下の取組を進めています。
- 「人生経験に付加価値をつける実験」のブログの運営、収益化
- 趣味の競技クイズでのオンラインイベントの開催、問題集の発売
家計支出の見直し
休職が長引くと、収入は減る一方、支出は医療費や光熱費がかさむため、増える傾向にあります。そのため、家計支出の見直しは必須と思います。
- 食費の見直し
外食の頻度、行く店の見直し。
コンビニの使用頻度を減らして自炊生活。 - クーポン・ポイントの活用
- 趣味の支出の見直し
ゲーム課金の頻度を減らす。
旅行計画の見直し。 - 不要な支出の見直し
過去に契約していたサブスクリプションの解約
復職断念して退職となると、携帯電話のキャリア見直しなど、まだまだ支出の改善をする必要があるのですが、今の生活に支障が出ることもあるので、今のところは考えることは留保しています。
現在の保有資産、今後の収入の整理
収入減のリスクが大きいため、下記のように現在の保有資産、今後の収入に付き整理をしています。
- 現在の保有資産(貯蓄、投資信託、個人年金、貯蓄型保険)の整理
- 退職金や厚生年金など、今後の収入の整理
- 退職した後の生活費及び今後の必要最低限の収入のシミュレーション
今後、今までと同じように働くことが出来なくなるリスクもあるため、FIRE(経済的な自立、早期退職)も視野に入れています。完全なFIREは難しいかもしれないですが、仕事の負担を減らして、サイドFIREをしたいなぁと思っています。
完全なFIREは難しいかもしれないですが、サイドFIREはしたいなぁ。
ポイ活
収入減を少しでもカバーすべく、ポイ活もはじめました。
特に、ランニングなどの運動の趣味もありますので、歩いただけポイントがたまる歩活に力を入れています。
月1,000円程度の収入なので、気休め程度ですけどね(笑)
まとめ
以上、僕の現在の休職生活をまとめてみました。
- メンタルヘルスの回復のため、生活リズムを整えて生活している。
- 休職者の日中の時間帯は、考えることが多くて意外と忙しい。
という感じです。
特に、休職したことで、今後の将来生きていくことを考えると、
- 生きがい
- 健康
- 働き方
- 金銭収支
あらゆることを、今までの人生経験を踏まえて、考え直さないと行けないと思っています。
これを考え直さないと、メンタルヘルスの不調に陥った以前の自分に戻るだけですよね。
今後生きていく上で、自分にとってベストな選択は何なのか?
せっかく、休職という機会を与えていただいたので、それを考える時間につぎ込みたいと思っています。