メンタルヘルス

発達障害とスマートフォンの活用

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 この記事では、発達障害の診断を受け、メンタルヘルスの不調で休職中のdobbyが、発達障害のあるあると、それに関わるライフハックを考えた記事になります。

 別の記事でスマートフォンの依存の問題を取り上げましたが、依存の問題さえなくなれば、スマートフォンは発達障害の特性の弱点をカバーする利器になります。この記事では発達障害の特性を持つ人が、スマートフォンを持つ利点、そして、どのような場面でスマートフォンの利点を活用できるかということを書いていきます。

スマートフォンの利点

忘れにくい

 スマートフォンの場合、外出時において、まず忘れることがありません。それは以下の理由があります。

忘れにくい理由
  • ある程度の大きさがあり、目に付きやすい
  • 充電の必要があることから、置き場が決まりやすい
  • スマートフォンがないと不安

操作しやすい大きさ

 忘れにくい、目に付きやすいという利点があるとともに、操作するのに丁度いい大きさということも利点だと思います。

操作しやすい理由
  • ポケットに入れられる大きさであること
  • ストラップをつけて首から下げても邪魔にならないこと
  • 片手でしっかり保持しながら操作できること

 タブレットも忘れにくさや機能面では甲乙つけがたいのですが、サイズが大きいので、どうしても外出時にはかばんに入れざるを得ず、操作のたびにかばんから取り出す必要があります。また、片手では操作しにくいので、操作のしやすさという意味ではスマートフォンのほうが優れていると思います。

機能の集約

 それから、アプリをインストールすることで、非常に多くの機能を1つの機器に集約することが出来ます。僕のスマートフォンの場合、下記の機能が入っています。

僕のスマートフォンに入っている機能
  1. 携帯電話
  2. 手帳
  3. 財布
  4. 家計簿
  5. ゲーム機
  6. web閲覧
  7. メール送受信
  8. 音楽プレイヤー
  9. 動画プレイヤー
  10. ボイスレコーダー
  11. カメラ
  12. ニュースリーダー
  13. 鏡 など

 もし、これだけの機能が独立した機器でそろえるとすれば、13種類ですね。毎日出かけるたびに13種類の機器を揃えることになります。発達障害の特性を持つ人の場合、おそらく毎日何か忘れますし、揃えるだけで「あれ、手帳どこ行った?」となっててんやわんやになります。

発達障害の人が利点を利用できる場面

 発達障害の人がスマートフォンの利点を活用できるのは、特に外出時においてです。以下の行動を外出時にする際に、スマートフォンの利点が発揮されます。実例としていくつかあげますが、他にもいろいろ利点が発揮される場面はあると思います。

記録

 まず、手書きで書くより簡単に記録することが出来ます。
 とにかく、発達障害、特にADHDの特性のある人は、記録することが面倒になるので、 すぐに取り出して、手間なく記録することが出来ることが重要です。
 発達障害の特性のある人が苦手と言われる、スケジュール管理、メモの管理、家計管理などにおいて、外出先で手間なく記録できるスマートフォンの特性を活用することで、かなり負担を減らすことが出来ます。

外出先での記録の実例
  • スケジュール管理において、手軽に入力できる。
    特に同じ予定を繰り返して入力する場合、一つの操作で簡単に反映出来る。
  • 気になった記事をメモアプリと共有して簡単に記録できる。
  • 家計簿アプリでレシートの内容を撮影し、そのまま読み取って、品目、費目、金額を自動で分類することができる。

ナビゲーション

 発達障害の特性のある人は、目的地に向かう際にどれぐらいの時間がかかるのか想像するのが苦手です。
 交通機関は時間が決まっているのでまだいいのですが、徒歩や車など自力で移動する場合、かかる時間を推し量るのが苦手です。さらに外出先で道に迷うとパニックになったりします。
 ナビゲーションアプリがあると、現在地と目的地を入力すると道順、所要時間を教えてくれますので、予定が立てやすくなります。

リマインダー

 特にスケジュール登録をする際にアラームなどを設定しておけば、事前に予定を知らせてくれます。そのことで、忘れやすいというADHDの困りごとをカバーすることが出来ます。

 手帳だと記録は出来ますが、予定を自動で知らせてくれることは出来ないです。

クラウドコンピューティング

 オンラインストレージを活用した場合、パソコンで作成した文書やデータにアクセスしてスマートフォンで閲覧したり、ネットプリントサービスを活用して印刷することが出来ます。流石に文書作成や修正は操作性が悪く難しいのですが、それでも、いつでもどこでもデータが見れるのは大きな利点だと思います。

 特に、必要な文書を忘れたということがADHDの困りごとになるので、それをカバーできる利点だと思います。

まとめ ~忘れ物と依存症対策~

 以上、発達障害の人がスマートフォンを使う利点をまとめました。

  • 丁度いい大きさで多くの機能を集約できること
  • 特に外出時において、発達障害の人が苦手としていることをカバーできること。

 上記の利点があり、発達障害の人がスマートフォンを使うのは利点が大きいと言うことがわかります。

 ただ、このような利点の多いスマートフォンですが、それを使う上で留意しなければいけないことがあります。それが表題に掲げた「忘れ物」と「依存症」への対策です。

忘れ物

 冒頭で、スマートフォンは忘れにくいと言いましたが、それでも僕は忘れます。よくあるのが電車に置きっぱなしにするパターンです。そのため、以下の紛失防止策を講じる必要があります。

紛失防止策
  • AirTagなどの紛失防止タグをつける。
  • ネックストラップをつけて首からかける。
  • ケータイお探しサービス(docomo)などの紛失防止サービスの活用
 依存症

 依存症については、下記記事を参照ください。

発達障害とスマートフォン依存 この記事では、発達障害の診断を受け、メンタルヘルスの不調で休職中のdobbyが、発達障害のあるあると、それに関わるライフハックを考え...

 発達障害の人の特性により、依存に陥りやすいので、使う時間を決める、目に触れないところにしまうなどの対策が必要になります。

 発達障害の人にとって、スマートフォンは困りごとをカバーしてくれる利器です。なので、大切につかい、依存せずにうまくつきあっていきましょう。

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