メンタルヘルス

僕は何を回避したいのか? その① ~ライフイベント~

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 ここでは、発達障害、回避性パーソナリティ障害の特性があるdobbyが、人生を送る上で回避したいことについて、話していく日記になります。分量が多くなってしまったので、複数回に分けます。今回はライフイベントに絞って書いていきます。

 以前、記事に回避性パーソナリティに関わる僕の特性を書きましたので、そちらもあわせて見てください。

dobbyの特性と回避性パーソナリティ障害  この日記では、自分の回避性の特性について、考えたことをまとめた記事になります。 自己紹介で書いたとおり、僕には回避性パーソナリティ障...

 この記事の内容ですが、おそらく大多数の方は共感できないと思います。「こんなやつもいる。」と言うくらいの気構えで読んでいただければと思いますが、不快に思ったら、読むのを止めてしまっても構いません。

 そして、少数の共感できる方(おそらく「仕方なく生きている」と感じる方)にとっては、具体例として参考になるのではないかと思います。該当する方には読んでいただきたい記事です。

子供の頃から思っていたこと

僕は、子供の頃から、下記のことはしたくないとずっと思っています。

将来したくないと思ったこと
  • 結婚
  • 仕事
  • 長生き

 この3つをしたくないこととして子供の頃から思っている人は殆どいないと思います。でも、僕はそう思っていました。  

結婚

恋愛 

 まず、僕にとって、恋愛することが一苦労です。なので恋愛にも気が進みません。

 僕は、人のことを配慮せず、自分のことしか考えない振る舞いを取ります。

 たとえ、自分が好きな相手からどんなに尽くされても、その相手に対して進んで、何かお返ししたいという気分になれないのです。

 そのくせ、不安になると相手に依存します。相手の気持ちを考えず、かまってちゃんになります。相手に嫌われても、自分の感情だけでしがみついて、更に嫌われます。

 これらは僕のコンプレックスの一つであり、それを直視したくないことが恋愛したくない理由です。 

 大学時代、一度だけ恋愛したことがありますが、自分勝手な振る舞いもあり、長続きしませんでした。
 その後も何人か好きになったこともありますが、依存性が強くてフラれました。
 このコンプレックスを直視したくなくなって、今は恋愛する気がおきません。

結婚生活

 相手のことを考えない自分勝手な振る舞いがあるので、結婚生活もいやです。

 結婚する以上、相手を幸せにする責任はあるのですが、そんな責任は背負いたくないです。

 結婚生活では「幸せな家庭を築く」ことになりますが、できるだけ一人で過ごしたい僕にとって「幸せな家庭」の必要性を感じないのです。

 例えば、残業続きで遅くなったときに家に帰って、誰かいるというのが嫌です。
 会社での人間関係や仕事で疲れていて一人になりたいのに、嫁の機嫌なんか取りたくないです。他愛のない話ですら嫌なのに、嫁から共同生活の困りごとや僕への不満の話もでてくるでしょうから、さらに嫌なことが上積みされていきます。

 これは想像ですが、そうなると、  

  • 自分勝手に振る舞える場所を求めて、嫁のいる家に帰らなくなる。
  • 自分の感情を最大限押し殺して、嫁の機嫌をとるが、我慢に耐え
    きれなくなって、突然キレだす。

 という行動をとってしまうのではないかと思います。

 そうなると、結局結婚生活は崩壊ですよね。結婚というより共同で生活することが向いていないのだと思います。

人の親になること

 結婚生活ですらまともに送れないと思う自分が人の親になるのは更に苦痛です。

 自分の子供は嫁以上に災いごとをもたらす存在にしか思えません。
 子供なので、善悪の判断が定まっていません。それは親が教える責任があります。
 それでも、親がどんなに善悪の判断や、行動の責任を教えても、子供の行動をコントロールすることは出来ないです。子供の行動に対して、悪いところがあったら諭し、教えてあげて、迷惑をかけた人に一緒に謝る。そういうことを親の責任でしなければならないのですが、それが嫌なのです。

 そして、どんなに子供が立派に育っても、そのことに喜んだり、感謝したりすることはないと思っています。もし、「立派に成長した自分の子供の印象」を聞かれても、「俺はこいつのせいで自分の人生を無駄にした。」としか思えないです。 

 成長した子供を見ても、自分の幸せ・達成感は感じないので、人の親にはなりたくないです。

仕事

 僕は、下記の記事で書きましたが、「就職したくなくて、大学卒業したら死んじゃうのではないか」と思ったこともあるくらい、子供の頃から仕事が嫌でした。

子供の頃から社会に出るまで  この記事では、自分が発達障害という診断がおりた経緯を書くにあたって、自分が子供から社会に出るまでを振り返るものになります。 乳...

 僕にとって、仕事は「自分がいやなことを我慢してすることで日銭を稼ぐ、生きるための消極的な選択でしかない」ものだと思っています。25年会社に勤めていますが、この考えは変わることはなかったです。

目的意識を持った仕事

 特に嫌なのは普通の人ならやりがいに感じる目的意識を持った仕事です。他者貢献や目的達成のため、プロジェクトを組んで、当事者と連携を取って、自分でもよりよい方法を考えて、役割を果たすことが求められる仕事です。

 しかし、僕は「誰かに貢献する、何かを成しとげる」という目的意識が薄いです。
 そのため、連携をとったり、良い方法を考えても、人と議論したり、意見のすり合わせを行うことがいやになり、目的意識を持った仕事を自ら放棄することもしばしばありました。

 自分としては、「言われたことだけを黙々とやる」仕事のほうが、責任を求められたり思い悩むことがないのでまだ楽です。それでもミスをしたり、納期を守れないことが多いので嫌ですが。。。

人を管理すること

 確かに出世して「管理職」という立場になると、部下に仕事を任せつながら、チーム全体の状況を俯瞰しコントロールすることで、大きな仕事を成し遂げることが出来ます。その達成感は計り知れないものがあると感じます。でも、目的意識を持った仕事を嫌がる自分は「管理職」という立場につきたくありません。 

 管理職」という立場は、職務の遂行、部下の仕事の責任を一心に負うものです。そうなると、自分のコントロールできないところでのトラブルまで責任を負うことになります。自分が起こしたトラブルならまだしも、自分がフォローしきれないところで起きたトラブルまで責任を取り、リカバリーや事後の対策を考えないといけません。ただでさえ仕事は面倒なのに、余計な仕事が増えたように感じ、本当に嫌です。

 実際に、今の職場で休職前に「あなたは人のマネジメント能力がない」と評価され、係長相当から降格しています。自分でも「マネジメントの職務はこなしたくない。」と言っているので、妥当な判断なのだと受け止めています。

長生き

 僕にとって、長生きも子供の頃から望んでいませんでした。
 なんとなく、ぼんやりと、自分に都合が悪いことがあれば死んじゃうかもしれないなと思っていました。以前の記事でも「社会に出たくなくて死ぬ」ことを考えていたくらいです。

 それは今もあまり変わっていません。家庭生活の充実も、仕事での充実もどちらも回避したいものとしてあげている以上、生き存えるへの動機すら薄いです。

 「楽しいと楽は違う」という言葉の紹介で、僕が「楽」を選ぶのはこういう理由もあると思います。

休職中に思い出す言葉⑥ ~楽しいと楽は違う~  この記事ではメンタルヘルスの不調で休職中の自分が、よく思い出す言葉をシリーズで書いていきます。6つ目として取り上げるのは「楽しいと楽...

 そして、更に避けたいのは、自分の意志で行動出来なくなること、自我がはっきりとわからなくなってしまうことです。長生きをしていても、自分の意志で行動することができなくなり、家族の必死の介護によって生かされている状態は耐え難いです。

 ただ、生きているだけで家族には喜びを与えているから、生きている意味があるとよく聞くのですが、たとえ家族に喜びを与えようが、自分自身が自我を持って生きられないのは苦痛以外の何物でもないです。

 それであれば、今、健康な状態でポックリ亡くなってしまったほうが遥かにマシです。
 まだ、お金がある状況なので別に今死にたくはないのですが、余命20年ぐらいの宣告を受けて、そのとおり死んでしまいたいですね(もちろん自分の意志で行動することが前提)。

 最近「LIFE SHIFT」などで人生100年時代と言われていますが、僕にとっては100年生きなければならないことが耐え難いです。

まとめ

 以上で、ライフイベントで僕が回避したいことをまとめました。
 すごくネガティブな内容であり、大多数の方は賛同できないと思いますが、今自分がこのようなことを思っているので、正直に書きました。不快に思われた方は本当に申し訳ありません。

 でも、「仕方がなく生きている」という思考回路はこういうものかな、とも思います。あらゆることに生きがいが感じられずにいるため、生きることにできるだけ負荷をかけたくないのです。普通の人では起こったらうれしいと思う結婚や家庭生活、仕事での達成感、出世、そして長く生きながらえることが自分の中では回避したいことになっています。

 ここでも見えると思うのですが、おそらく僕自身の考え方、価値観が成熟せずに子供のままなのだと思います。そこには発達障害や回避性パーソナリティ障害の影響もあると思います。続きとして、人との関わりで僕自身が回避したいことを書いています。下記記事参照ください。

僕は何を回避したいのか? その② ~他者との関わり~  この記事は前回の記事の続きとなります。 前の記事で、dobbyが回避したいライフイベントを書きましたが、この中で見えてきた、僕が回避...

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