メンタルヘルス

発達障害の困りごと

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 この日記では、自分の発達障害について、考えたことをまとめた記事になります。

 僕は、自己紹介|人生経験に付加価値をつける実験 (dobbyhukakati.com)でも書いたとおり、発達障害の診断がおりています。

 発達障害はどういうものであるか、そしてdobbyが発達障害の特性における困りごとを紹介します。一つの事例として、参考にしていただければと思います。

発達障害について

 発達障害とはそもそも「発達障害」って?|大人の発達障害ってなんだろう? – 大人の発達障害|NHK福祉ポータル ハートネット によると、以下のとおりです。

  • 幼少期から現れる発達のアンバランスさによって、脳内の情報処理や制御に偏りが生じ、日常生活に困難をきたしている状態。
  • 特定のことには優れた能力を発揮する一方で、ある分野は極端に苦手。
  • 得意なことと苦手なこととの差が非常に大きく、そのために生活に支障が出やすい。

苦手なことは普通の人には理解できないくらい苦手です。普通の人の日常生活を想定した仕組みに適応できなくて困りごとになっています。

 そして、発達障害の主な特性である、ASD【自閉症スペクトラム】、ADHD【注意欠如多動性障害】、LD【学習障害】についても、そもそも「発達障害」って?|大人の発達障害ってなんだろう? – 大人の発達障害|NHK福祉ポータル ハートネットにより、簡単に説明します。

ASD【自閉症スペクトラム】
  1. コミュニケーション及び相互関係の障害
    ・人の気持ちを理解するのが苦手。
    ・冗談や比喩が理解できない。
    ・興味のあることを一方的に話し続ける。
    ・非言語的なサイン(表情・目配せ)を読み取るのが困難。
  2. 同一性へのこだわりや興味・関心の狭さ
    ・日課・習慣の変化や予定の変更に弱い。
    ・特定の物事に強いこだわりがある。
  3. 聴覚・視覚・触覚など感覚過敏
ADHD【注意欠如多動性障害】
  1. 不注意
    ・失くし物や忘れ物が多い。
    ・納期やスケジュールをよく忘れる。
    ・人の話を一定時間集中して聞けない。 
  2. 衝動性
    ・予測や考えなしに行動してしまう。
    ・目の前のことを優先し、後々やらないとまずいことを
     先送りにする。
    ・相手の話を待てない。
  3. 多動
    ・じっとしていられない。
    ・動き回る。
    ・しゃべりすぎる。
LD【学習障害】

   「読む」「書く」「計算する」などの特定の分野の学習だけが極端に困難

dobbyの発達障害の特性

特に僕が発達障害の特性での困りごとについて、例をあげてみます。
自己紹介でも簡単に紹介しているので、併せて読んでみてください。

自己紹介このブログの主、dobbyの自己紹介となります。...

ASD【自閉症スペクトラム】

コミュニケーション及び相互関係の障害

 自分には、自己紹介であげた「空気が読めない。」「人の気持ち、意向を読み取るのが苦手。」が当てはまると思います。

 
空気が読めない

 その場のシチュエーションにふさわしくない言動が多いです。

 例をあげると、僕は、下ネタが大好きで、特に競技クイズをやっている最中にその話で盛り上がることが多いです。
 ただ、下ネタを好まない人がいるかもしれないということを考えず、下ネタを喋り続けるが多く、その言動をよく諌められます。
 最近は、競技クイズに中高生も多く参加するようになり、こうした空気を読まない言動について、かなり苦情を言われたこともありました。

人の気持ち、意向を読み取るのが苦手

 特に、人の意向がわからず、それ故にコミュニケーションを避けてしまうことがあります。 

 仕事上で一番困っているのが上司に対する報連相です。
 上司がどんな情報を欲しているのか、どういう連絡をするのがいいのか、意向を読み取ることが出来ず、わけのわからない報連相をしていまいます。
 ひどい時には報連相自体を避けることもあります。 

 そして、空気の読めない例として出した下ネタの例ですが、これも下ネタを好まない人の気持を読み取れないまま、下ネタを喋り続けたことが、苦情が起きた原因としてあげられると思います。

同一性へのこだわりや興味・関心の狭さ

 自分には、自己紹介であげた「こだわりが強い。(その場のルールを破っても自分のこだわりを優先してしまう。)」が当てはまると思います。 

 特に、自分が日課で決めたことを何らかの理由で邪魔されてしまうと不快感が強く、我慢せずに続けてしまうことがあります。 

 例を上げると、最近、引っ越しをしたのですが、理由はフィットネスの音がうるさいとのことでした。
 何度も不動産会社から注意を受けていたのですが、フィットネスをやめたくなくて続けて、ついに階下の住人と揉め事になって、僕が引っ越すことになりました。 

結局、人から日課を止められることを不快に思って、意地でも続けていたことが原因だと思っています。

 一方、興味や関心については、狭いということはないと思います。

 競技クイズという、常にいろんな知識や情報を仕入れていくことで楽しみが増えるという趣味を持っているので、いろんな物事の興味や関心は強いと思います。

聴覚・視覚・触覚など感覚過敏

 時々、聴覚が過敏だったり、ちょっとしたことで驚くことはあるのですが、それほど感覚過敏は強くないと思います。

ADHD【注意欠如多動性障害】

不注意

 自分には、自己紹介であげた「仕事の間違いやミスが目立つ。」「仕事の納期が守れない。」「気が散りやすく、人の話を聞いていない。」「片づけができず、忘れ物や失くし物が多い。」ことが当てはまると思います。 

仕事の間違いやミスが目立つ

 僕は事務作業で数字を扱います。
 その際、数字の転記誤り、数式の誤りはしょっちゅうです。
 こうした間違いやミスは、仕事に大きな影響を与えます。
 ミスの修正によって手間暇がかかるだけでなく、時にミスが見つからず、間違った資料で仕事が進んでしまうこともあります。

数字の転記誤りがあったまま資料をつくてしまい、監査で指摘事項になったこともあります。

仕事の納期が守れない

 仕事、趣味(競技クイズ)を問わず、予定や依頼を見落としがちです。
 特に仕事は予定を見落とすことで、納期自体を認識していないので、納期を守れないということになると思います。

気が散りやすく、人の話を聞いていない

 特に、会議中にその会議と関係のないことを考えてしまって、会議の話題の内容が入ってこないことがあります。その結果、自分に意見を求められた時に「何を話していたのでしょうか?」と聞くことが度々あります。

他の仕事が気になるというのであれば分かるのですが、仕事とは全く関係ない、くだらないことを考えてしまうのです。
くだらないことを思い出して、笑いが止まらず怒られたこともあります。

片づけができず、忘れ物や失くし物が多い。

 よく物をなくしたり、忘れ物が多いです。
 片付けができないことで部屋は汚く、小物はいろんなところに置きっぱなしにしてよく失くし、同じものを買ってくることもしょっちゅうです。
 また、スマホや荷物を電車に置き忘れることもしょっちゅうです。

今年の正月もノートパソコンを入れたかばんを新幹線に置き忘れました。

 そして、仕事においても、資料を自分の受け付け箱に置きっぱなしにして、いつの間にか資料の山の中に埋まっています。また受信メールも整理ができず、よく見落としています。 
 結果、頼まれた仕事の返答が出来なかったり、提出物や会議の予定などを見落としてしまいます。
 そういうことも仕事の納期の遅れにもつながっていると思います。

衝動性

 自分には、自己紹介であげた「仕事の納期が守れない。」「考えもしないことをしゃべる。」「予測なしに行動する。」ことが当てはまると思います。

仕事の納期が守れない 

 僕には毎日、仕事の依頼や、見落としていた仕事のフォローなどが多く来ます。

 それに対し、連絡を受けた都度、今までやった仕事をやめて、その連絡を受けた仕事に手を付けます。しかし、仕事が完成しないうちに別な連絡が入ると、その仕事をやめて別な仕事をします。

 これを繰り返すことで、結局すべての仕事が中途半端になり、納期までに仕事が完成しないことが多くなっています。

考えもしないことをしゃべる

 あまり自分の中で考えが練られていないことをとっさに喋ってしまい、あとで叱責を受けたり、苦労をすることが多いです。特に仕事上で人から発言を求められた時にその場しのぎのことを言ってしまいます。

「ちょっと考えて、後で話をします。」ということがなかなか言えないです。。。

予測なしに行動する 

 後先考えずに行動してしまうことで、いろいろと失敗したり、怪我をしてしまうなど色々と不利益なことが生じています。

 最近あった例として、歩きスマホの癖があることを取り上げます。

 僕は、外出の際、ドラクエウォークを楽しんでいます。

 このゲームでは、歩きスマホ防止のため、自動で敵と戦うウォーク機能という機能があります。そのため、移動中は何も操作することなくレベルアップなど出来ます。

 ただ、僕の場合ウォーク機能がきちんと動作しているか急に気になることがあり、思わずあるきながら画面を見てしまって歩きスマホになってしまいます。  

 不注意の挙げ句、立入禁止のところに入り込んで、躓いて怪我をしたりしたことがありました。

多動

 貧乏ゆすりや考えがまとまらない時に歩き回るなど、多少落ち着きがない行動をすることはありますが、生活に支障があるというところまではひどくないとは思います。

LD【学習障害】

 「読む」「書く」「計算する」などの特定の分野の学習だけが極端に困難ということは全くありませんでした。

まとめ

 以上で発達障害について、一般的な定義と自分の特性について話をしました。

 発達障害の特性については、千差万別であり、僕の特性にはない症状で悩まれる方も当然いらっしゃると思います。

 なので、僕の特性についてはこんな特性もあるんだ。」と一つの例として見ていただければと思います。  

 最後に、僕は上記のような特性が悪さをして、仕事や生活上に支障をきたしているのは事実です。ただ、こうした特性を抱えながら僕は生きていかないといけません。そして、こうした特性をこじらせないようにすることも大事だと思います。下記記事も参照いただければと思います。

発達障害の二次障害について思うこと  この記事では、発達障害の診断を受け、メンタルヘルスの不調で休職しているdobbyが発達障害の二次障害について、自身の経験や見解を踏ま...

お願い ~自己判断せず、専門機関への相談を~

 最後にお願いを付け加えさせていただきます。

 dobbyの記事や他のサイトの記事・書籍を見たりして発達障害のことを知り、当てはまることが多くあると思っても、それだけで「自分は発達障害である。」と自己判断しないでください。 

 もし、自分に発達障害の傾向が認められるとおもったら、専門の医療機関の診察を受け、診断いただくことを強くおすすめします。

「都道府県 発達障害 診断」という検索をすれば、対応できる病院などの情報を得ることが出来ます。

 または発達障害情報・支援センターで相談いただくことも出来るかと思います。

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