メンタルヘルス全般

自己責任論について

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僕は自己責任論が大好きです。

 自分の判断や行動によって起こる結果は自分の責任と思ってます。だから、メンタルヘルスの不調に陥ったことの原因も自分にあるのかなと思ってます。

 職場での人間関係もあるし、苦手な人は苦手だったりするのですが、自分を大切にしない言動だったり、生活習慣の乱れだったり、認知の歪みだったり、結局は自分の内面の問題も大きかったと思っています。

 そして、自己責任論が強いと相手の行動によって起こる結果も相手の責任と思っているので、相手に対して厳しく当たりがちです。あまり表には出さないのですが、心のなかではそう思っています。

 今回はそんな自分の自己責任論の捉え方について書いていきます。

どのように生きるか決める自己責任

僕は仕方なく前向きに生きると過去に書きました。

~仕方なく生きている心理⑩~ 仕方なく前向きに生きる  最近、仕事やらクイズの大会の開催やらやっていて、週に1回のブログ更新も滞っておりました。  仕事が夏休みに入って小康状態になっ...

 結局、死ぬことが出来ないと思うから生きるし、生きると思った以上、その手段として前向きに物事を考えて生きることを書きました。

 どんなにしんどい人生であっても、出来ない出来ないと自分を責めたり、出来ない現状を他人や環境のせいにしてしまうとますますしんどい人生になる。

 だから、できることを精一杯やって生きる。できることを増やす努力をする。

 失敗したら、褒めも責めもせずに、次に自分ができることだけを考える。そして、出来ないと思ったら手を出さない。これを繰り返す。

 そういう人生は決して楽ではないですが、前を向いて生きることで、「自ら死ぬ」選択を回避する。

 死ぬか、生きるかも自分の判断だし、どのように生きるかも自分の判断。その判断の結果は自分で引き受ける。自分の判断でどのように生きるかを決める以上、それは自己責任なのです。

貧困という困難と向き合うことの自己責任 

 自己責任論について書く際に、貧しいのは本人のせい?エリートに広がる「自己責任論」、越えるには (withnews.jp)を読みました。「貧しいのは本人の責任」「努力しなかった本人が悪い」ということから脱却し、どうすれば格差社会の是正をしていけばいいのかと言う内容です。

 ただ、僕は貧しいことに苦しんでいるのは自己責任だと思います。格差社会の是正は必要だと思いますが、格差社会の是正対策、貧困救済だけではすべてが解決するように思えません。いくら支援しても、貧しさから脱却できない人は多くいるように思います。

 上記の記事でこのように書かれています。

 パート主婦や専門・管理職をのぞいた非正規労働者をわたしはアンダークラスと呼んでいます。
 収入が低く、雇用が不安定な人たちです。
 アンダークラスの人びとに自己責任論は成立しません。
 低賃金で不安定な仕事を社会的に強制されているのです。

 と書かれているのですが、別に低賃金で不安定な仕事をしても、本当に社会的に強制されているのですか?

 確かにそうなった状況については、自分ではどうしようもないこともあるでしょう。ただ、「不幸なまま生き地獄」ということは強制されていません。不幸だと思ったら死ねないということを振り切って死ねばいいだけです。

 そして、上記でも書きましたが、生きると決めた以上、どうやって生きるかは自己責任です。

 「自分は努力しなかったし能力がないんだからしかたがない」と考えてしまえば、現実を静かに受け入れることが可能ともこの記事で書いていますが、「現実を静かに受け入れている」ことを受け入れているのは自身の判断であり、その制約の中で中でより良い生活をすることを前向きに考える。それだけではないでしょうか?

 貧困に陥っている人すべてに当てはまるとまで言わないのですが、出来ない出来ないと自分を責めたり、出来ない現状を他人や環境のせいにしてしまった結果、アンダークラスから抜け出せないような気はします。

まとめ ~物事の捉え方は自己責任~

 以上で自己責任論に関して書いていきました。

 確かに社会や家族、周囲の環境など、自身ではどうすることも出来ないことが多くあるのは事実です。

 ただ、確実に自己責任と思えることがあります。それは、自分がどう今の状況を考え、これからどうするかを決めていくことです。

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 変えることのできるものを変える「勇気」
 変えることのできないものを受け入れる「冷静さ」
 変えられるものと変えられないものを識別する「知恵」

 どんな境遇にあろうとも、生きていくと決めた以上必要なことだと思います。結局、過去は変えられませんし、他人や環境を変えるのは並大抵ではありません。一番変えやすいのは自分がこれからどう考えるかだと思います。

 そういうことが自己責任ではないでしょうか?