大人の発達障害

大人の発達障害ライフハック ~水筒~

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 この記事では、発達障害の診断を受け、メンタルヘルスの不調で休職中のdobbyが、大人の発達障害のあるあると、それに関わるライフハックを考えた記事になります。 

 今回は、大人の発達障害の人は水筒を持っていったほうが良いんじゃないか、という話です。水筒を持っていくことで解決する、水分摂取コントロールや片付けなどの課題について解説します。

 なお、この記事はあくまで、dobbyの経験・見解に基づいています。すべての事例に当てはまるわけではないということをご了承頂いた上で、一つの例として参考にしていただければと思います。

大人の発達障害あるある ~飲み物~

 みなさんは職場や学校で飲み物をよく飲むと思います。気分転換だったり、昼のお供だったり。その時、水筒を持っていくでしょうか?それとも職場で飲み物を買うでしょうか?

 発達障害の人が職場で飲み物を買って飲むと生じるあるあるについて、ご紹介します。

水分のとりすぎ

 これは僕だけなのかもしれませんが、喉が渇いていなくても水分をとってしまうことがあります。落ち着きがなくなってしまったり、イライラしていたりと感情がコントロールできない時に、飲み物を飲んで鎮めるということをよくやっています。その時に大量に水分を取ってしまうのです。 

 僕のような発達障害の人は職場でよくミスをしたり、トラブルを起こしがちです。そうすると、どうしようと思って心が動揺します。

 また、考え事や単純作業をしていると、あれやこれやと考えが浮かんで発散していきます。そうなると一つのことに集中できなくなります。

 僕は、上記の事で気分が乱れたら、コーヒーとかコーラなどのペットボトル入りの飲み物を買って来ます。それを流し込んで、気分を落ち着かせようとします。

 ただ、ペットボトルを買ってしまうと、中身を空にせずにはいられなくなるのです。
 ひどいときには一気に飲み干して、おかわりでもう一本買うこともあります。
 飲み干してペットボトルが空にならないと気がすまないみたいです。のどが渇いてなくても、何となく飲んでしまいます。結局1日に何本もペットボトルを買うことになります。 

机の散らかり

 発達障害の人、特にADHD傾向の強い人は整理整頓が苦手です。
 そんな人がペットボトルの飲み物を飲むと、空のペットボトルが置きっぱなしになります。

 飲んだあとのペットボトルとか缶を捨てるというところに目が向きません。
 10数mのところにペットボトルや缶専用のゴミ箱があるのですが、そこまで行くのも面倒になります。
 その結果、机の上にペットボトルや缶のバリケードがはられていきます。

 これでは、自分の限られた作業スペースも圧迫しますし、周囲が見ても「汚い」「散らかっている」と思われます。実際、僕の場合、上司に何度も叱責を受けています。 

 特に、仕事でテンパっていっる時にこうなりがちです。
 忙しい時に上司から「とっととペットボトルや缶を片付けろ。」と言われ、渋々片付けることがよくあります。

水筒で解決すること 

 僕はリワークに通う際に、こんな水筒を購入しました。600ml入るものです。 

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 当初の目的は飲み物代の節約です。

休職していると、収入は減りますからね。。。

 買いだめしている2lペットボトルのコーラから水筒に移し替えたり、インスタントコーヒーを入れたりしています。ペットボトルの飲み物を買うと150円くらいするのが、大体3分の1くらいになります。

 ただ、水筒を使うと、「水分のとりすぎ」「机のちらかり」の問題がどちらも解決しそうだと思っています。

水分摂取のコントロール

 先程の水筒、飲み物を飲む際に、蓋を開ける作業が面倒です。

 フックを外して、ボタンを押して蓋をあけるという2工程が必要です。これが面倒です。
普通の人だと「何で?」と思いますが、僕の場合は面倒くさいです。

 またこの水筒、飲み口が狭いのです。

 これだけ飲み口が狭いと、少しずつしか水分が取れません。のどが渇いている時は不向きですが、落ち着きかせる目的であれば、少しで十分です。むしろ面倒くさくなることで、飲み物を飲む囚われから離れて、気分が落ち着いたり、集中モードに切り替えることが出来ます。

 そして、飲みにくいことが幸いして、リワークの間はこれ1本で十分まかなえます。

 職場で飲み物を買っている時はごくごく飲んでしまうので、1日に500mlのペットボトル3本分をコンスタントに買っていました。

机のちらかり防止

 空のペットボトルや缶はゴミですが、空の水筒は置きっぱなしでもゴミになりません。    なので、飲み干してもいちいち捨てることをしなくてもいいので、片付ける手間もいらないです。ゴミを置いているわけではないので、水筒を置きっぱなしにしても「片付けろ!」注意されることもありません。

 ただ、家に帰るときには忘れないようにしましょう。僕はちょくちょくやらかします。

まとめ

 というわけで、「大人の発達障害の人は水筒を持っていったほうがいい」ということを書いていきました。水筒に飲み物をいれて持ち歩くと、

  • ごくごく飲むのが面倒になるから、余計な水分を取らない。
  • 机の上に置きっぱなしでも目立たない。
  • 飲み物代も節約できる。

 というメリットがあります。

 まあ、手入れは少し面倒ですが、基本水洗いでいいと思います。

 で、忘れたときですが、その時は別にペットボトルの飲料を割り切って飲みましょう。
 少しぐらい忘れるのも発達障害あるあるですし。そのぐらいは気楽に構えてください。

 習慣化もそんなに手間ではないです。出かける前に飲み物を入れる。帰ってきたら水洗いする。それだけなので、if-thenで癖つけは出来ると思います。

 というわけで、発達障害の方は水筒を持ちましょう。